お金の貸し方その3「貸した後」

お金の貸し方その3「貸した後」

お金の貸し方その3「貸した後」

今週のゲストは、中尾太郎さんです!



12月5日 水曜日 夜10時
私のラジオ番組「GBのワシにも言わせろ!」に、弁護士の中尾太郎さんが登場します。


相談案件が途切れることのない永遠のテーマ「お金の貸し借り」
特に「貸す方」は、事前の心構えや知識でトラブルの多くは未然に防ぐことができるということをお伝えするため、全3回シリーズで中尾さんからお話を伺います。

今回はその3、「お金を貸した後」
貸金債権につき、トラブルが発生するのはここです。
お金を貸した相手が返してくれないとき、どうすればいいのでしょう。


Q1、相手がお金を返してくれません、どうすればよいでしょうか?

A1、取り立てることになります。取り立ては、「貸す前」「貸す時」に準備したことを粛々と進めるだけです。つまり、どれだけ準備ができていたかによって変わってきます。「ミナミの帝王」では毎度ドラマチックな展開で債権回収をしますが、ドラマチックなことをしなければならないということは、それだけ準備が足りていないということで、金融業者としては褒められたことではありません。ただし、私(中尾さん)は「ミナミの帝王」自体は好きです。(どないやねーんbyエーケン)


Q2、取り立てるときにしてはならないことがあれば教えてください。

A2、特にすべきでないこととして4つ挙げます。

①自力救済=当たり前ですが、暴力、脅迫、窃盗、強盗の類で相手の財産を取り上げるようなことをしてはいけません。明らかな犯罪行為は警察が喜んで捜査します。相手側が被害者となり、こちらが示談をしなければならないという事態になってしまいます。

②追い貸し=かつて銀行が不良債権を隠すために行っていましたが、こんなことをしても何にもならないということは言うまでもありません。

③警察に被害届=時間の無駄です。貸したお金を返してくれないだけでは犯罪になりませんし、警察も被害届の提出を嫌がります。

④裁判=正確に言うと、準備ができてない状態で裁判をするなということです。証拠もないのに裁判をして負けると、わざわざ自分から「お金の貸し借りはなかった」ことに裁判所のお墨付きを与えるようなものです。証拠があったとしても、取り立てる財産の存在が分からなければ判決が出る前に財産を隠されてしまいます。



Q3、借用書はありませんし、担保もアテになる財産もわかりません。

A3、今からでも借用書を取り、担保を押さえてアテになる財産を調べましょう。ただし、困難を伴います。ここまで来るともはや法律論ではなく精神論です。一つの方法として「相手を褒めてあげる」ことがあります。最も困るのは「飛ばれる」ことです。ヤクザ言葉で脅して逃げられるよりも、相手を手元に置いておくことを考えるのです。


Q4、担保はとってあります、どのように取り立てればよいですか?

A4、担保の種類によって簡単な順に説明します。

①相殺=自分が相手に対して負っている債務があれば、これと差引します。「相殺します」という意思表示だけで済みます。原始的ですが最も強力な担保であり、それを物語る事例を2つ紹介します(とても面白いので聴いてください)。

②動産=担保の目的で所有権がこちらに移っている(譲渡担保)であれば、担保権を実行する旨を通知して自分のものにするか、売ってお金に換えてしまえばよい話です。

③不動産=抵当権であれば競売開始の申し立てを行います。ただし、予納金(50~90万円)が必要ですし、申し立てから配当まで1年近くかかる場合があります。こちらで買主にあたりをつけておいて、その人に買い上げてもらう「任意売却」ができれば最も手っ取り早いと思います。

④債権執行=差押えの申し立てをし、決定が出ればその1週間後から取り立てることができます。ただし、取り立ての難易度は債権の性質によって変わります。銀行の預金や給与からの取り立てはそれほど難しくはありませんが、それ以外の債権は抗弁権が付着している可能性もあり、あまり素人向けではありません。


Q5、頑張りましたが、取り立てがうまくいきません。どうすれば良いでしょうか。

A5、2つの考え方があります。1つは、時間をかければ、満額かどうかはともかく、必ずいくらかは回収できます。もう1つは、時間と労力を考えて諦めるという選択です。それだけの時間と労力を使えば、貸したお金以上の利益を得られる事業がこの世には存在すると思います。


中尾さん、ありがとうございました。

最後に、どうしてこのテーマ(お金の貸し方)を選んだのかお聞きしました。

「ここ10年ほど、“過払い金問題”で世間は金融機関を叩き続けてきました。それは、消費者にとって良いことでもありましたが、結果的に消費者・小規模事業者に対して融資をしてくれるのは、今や銀行と銀行傘下の金融機関だけになってしまいました。

今は景気が良いので銀行は融資を渋りません。
けれども景気が悪くなった時は融資を渋るでしょう。
そうなったときに消費者・小規模事業者が融資を求めるのは親族・知人の我々です。

その時、何の技術もなく融資してしまい、最後は憎しみ合って別れるよりも、たとえ貸し倒れになったとしても納得いく別れ方をするほうが良いのではないでしょうか。そのような技術をお伝えできればと思い、今回はこのテーマを選びました。」


中尾さん直伝、お金を貸す時の“チェックリスト”を公表します。大盤振る舞いの放送は、12月5日(水)夜10時からの「GBのワシにも言わせろ!」でお楽しみください。
ラジオを聴くにはこちら↓の関西チャンネルの再生ボタンをクリック。
http://www.yumenotane.jp/now-playing


「GBのワシにも言わせろ!」は、
行政書士業務や高齢者支援業務を通じて、全世代の幸せを願う竹中永健が、夢を追う人を全力で応援するラジオ番組です。


あなたもラジオに出てみませんか?
「ラジオなら、けっこう伝わるあなたの想い PV」(59秒)はこちら↓
https://youtu.be/LSpAvh1MHdE

出演を希望される方はこちら「ラジオ出演者募集」をご覧ください。





【この記事を書いた人】

竹中永健

竹中永健
株式会社ばんぜん 代表取締役
行政書士
ラジオパーソナリティー

「高齢者をはじめ全ての人が、ばんぜんな日々を送れる理想の住まい・サービスを増やしていきたい」という想いを持って、株式会社ばんぜんを経営する傍ら、ラジオ放送局「ゆめのため」のラジオパーソナリティーとしてゲストさんの夢を応援する活動も実施中。
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