発達障害とは?
「発達障害って治るものだと思っていた」という方とお会いしたことがあります。
発達がちょっと遅れているだけなので、いつか追いつく(治る)ものなのだろうと思っていたのだと。
- 発達障害は治るのか?
- 高次脳機能障害は治るのか?
- 認知症は治るのか?
正しいかどうかは別として、今なら私は自分なりの意見を述べることができます。
それは、ばんぜんの会を通して学ぶことができたからであって、そうでなければ一つとして答えられないでしょう。
障害をお持ちではない方が少々間違った認識を持っていたからといって、それを笑うことなどできません。
発達障害は治ると思っていた人の話をばんぜんの会のメンバー(障がい者の親御さん)に伝えたら、けっこう驚き、愕然としていました。
当事者にとって知っていて当たり前のことでも、そうでない人にとっては知らないことの方が当たり前のこともあり、その”溝”を垣間見た経験だったように思います。
発達障害を理解するのは難しいです。
ばんぜんの会でも
「障がいではなく個性だ」
「れっきとした脳の疾患だと聞いた」
「医学的にもよくわかっていないらしい」
など、いろんな意見が出ます。
当事者、支援者、そのどちらでもない人。
いろんな立場の人が集まっていろんな意見の出るところが、ばんぜんの会の素晴らしいところです。
これからもタブーを恐れず正直にいろんな議論をすることで、障がい者とそうでない人の溝を埋める橋を架けていきたいと思います。
けっして蜃気楼ではない橋を。
【この記事を書いた人】
竹中永健
株式会社ばんぜん 代表取締役
行政書士
ラジオパーソナリティー
「障がい者の方やそのご家族が安心して暮らせる社会」を目指して、ハートがある専門家と連携し「障害福祉事業の総合サポート」をしています。その傍ら、ラジオ放送局「ゆめのため」のラジオパーソナリティーとしてゲストさんの夢を応援する活動も実施中。
> 会社概要・詳しいプロフィールはこちら