お金の貸し方その1「貸す前」。今週のゲストは、弁護士・中尾太郎さんです!

お金の貸し方その1「貸す前」。今週のゲストは、中尾太郎さんです!

お金の貸し方その1「貸す前」
今週のゲストは、中尾太郎さんです!



10月17日 水曜日 夜10時
私のラジオ番組「GBのワシにも言わせろ!」に、弁護士の中尾太郎さんが登場します。


法律事務所をやっていて、年中途切れることのない相談が貸金債権、つまり人に貸したお金に関することだといいます。
事前の心構えや知識でトラブルの多くは未然に防ぐことができると感じた中尾さんの心意気で、お金の貸し方と題して全3回シリーズでお送りします。


今回はその1、「お金を貸す前」
これは地味だけど大切なパートです。ここで間違えると後からのどんなフォローも通じなくなる可能性“大”となります。それでは順を追ってお聞きしましょう。


Q1、お金を貸してくれと頼まれました。
A1、まず疑いましょう。金融機関でなく、何故あなたのところに借りに来たのか考えてみましょう。金融機関の審査が通らない理由があることを認識しましょう。


Q2、疑いの余地はありますが、それでも貸してあげようと思います。
A2、相手のことを調べましょう。あなたは相手のことをどれだけ知っていますか。
住所氏名生年月日、家族関係、保有財産、すでにしている借金の額、収入、毎月の支出。以上の事柄について一つでも知らないことがあれば相手に尋ねるとともに裏付けとなる資料を集めましょう。


Q3、相手の生活(事業)は相当苦しそうです。だからこそ貸してあげようと思うのですが。
A3、貸したお金の使い道を聞きましょう。そこにお金を使えば将来お金は帰ってくるのか?「もうすぐ大きなお金が入ってくる」などという、景気の良い答えが返ってくる場合がありますが、その話に信ぴょう性があれば金融機関が融資してくれているはずです。どうして金融機関の融資が受けられないのか、その点を問い詰めましょう。


Q4、「そんな面倒なことを聞かないでほしい」と相手から言われてしまいました。迷っています。
A4、迷っているなら貸してはいけません。相手からいろいろなことを言われるかもしれませんが、気にしてはいけません。
あなたが主導権を握っていられるのはお金を貸すまで。貸した後は相手が主導権を握ります。主導権を握っているうちに相手から引き出せるだけの情報を引き出しましょう。「それなら他所で頼む」と相手が言ったら他所に行ってもらえばいいのです。他所に行けないからあなたのところへ来ているのです。

以上のように、貸す前というのは地味だけど気骨の折れる作業が必要です。相手との人間関係もありますしね。
お金の貸し借りで後悔の無いよう、是非参考にしてみてください。


文章に短くまとめましたが、30分の放送枠で中尾さんがどのように表現して助言してくれるのかは、10月17日(水)夜10時からの「GBのワシにも言わせろ!」でお楽しみください。

ラジオを聴くにはこちら↓の関西チャンネルの再生ボタンをクリック。
http://www.yumenotane.jp/now-playing

「GBのワシにも言わせろ!」は、
行政書士業務や高齢者支援業務を通じて、全世代の幸せを願う竹中永健が、夢を追う人を全力で応援するラジオ番組です。







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