吃音でもラジオパーソナリティ。

9月19日 水曜日 夜10時
私のラジオ番組「GBのワシにも言わせろ!」で、吃音(どもり)についてお話します。


小学校の中学年ごろからどもりはじめました。

怪訝な顔をされたり笑われたりするので、人前で話すのが苦手になります。
授業中、答えが分かっても、どもるくらいならしゃべらないほうが良いと挙手しなかったりしました(答えが分からず挙手しなかったほうが圧倒的に多かったですが)。
吃音は自分自身の性格形成に大きな影響を与えたと思います。


何年か前、吃音は治らない、うまく付き合っていくべきものだと書かれた本を読み、なぜかとても気が楽になりました。

最近、伊藤亜紗という方の書いた「どもる体」という本を読みました。心情や感情を元に書かれたものではなく、吃音のメカニズムを分析した書籍です。


吃音って不思議な現象だなーと思います。

  • 1回目はどもっても、同じ言葉を続けて2回目を言う時はどもりにくいです。
  • 私の場合、結婚式のスピーチなど極度に緊張する場で話すほうがどもりません。
  • 歌は絶対にどもりません。

毎週ラジオでお話をして3年以上経ちました。
放送を聞いて、僕に吃音があることに気づく人は少ないと思います。
伊藤亜紗さんの本にも書いてありますが、吃音には種類というか段階があって、

①「タ、タ、タ、タマゴ」というように最初の一言を連続して発音してしまう「連発」

②連発しないよう極度に意識することから、最初のひと言目が言えなくなる「難発」

③言えない単語を同じ意味を持つ別の単語に置き換えて話す「言い換え」

私は無意識に近いくらい自然に「言い換え」をしておりますが、伊藤さんの「どもる体」ではこれも吃音だということで、全く同感です。


番組の最後では、このテーマを取り上げたことについて触れます。

ラジオを始めた時から吃音をテーマに話したいと思っていました。

吃音があってもパーソナリティをやっていることが、他の吃音者の励みになると思っていたからです。しかし、そのことについて語りだしたとたん、それは違うのではないか?という思いにとらわれました。

このくだり、とても微妙です。よかったら聴いてご意見をお聞かせください。


(吃音は)隠せるもんじゃないのでカミングアウトにはあたらないのに、なぜかカミングアウトした気になっているエーケンのお話は、9月19日(水)夜10時からの「GBのワシにも言わせろ!」でお聴きください。


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